Latexで数式番号・図番号を途中から開始するには
論文書くときに、例えばAppendixは別ファイルにしろ、とかいわれることがありますね、というか言われましたIEEE TPAMIに。
そのとき、Appendix中で本文中の数式とか図を引いているうえに、さらに数式や図がある場合、数式番号をうまくしないと混乱してしまいます。
問題
たとえば、Appendix中で、本文中の式(1)の導出を詳説したいとします。
そのために、Appendix中で数式が必要になると・・・
本文
p(x|y) = N(x; m, S) ...(1)
Appendix
Let us explain the derivation of Eq. (1).
First, the Eq. (1) is rewritten as follows:
p(x|y) \propto p(y|x) p(x) ...(1)
= N(y; m_{1}, S_{1}) N(x; m_{0}, S_{0} ...(2)
From Eq. (1), we know the equation (1) is decomposed into two pars.
みたいになって意味不明になりかねません。*1
解決策
解決策は簡単。Appendixのtexの適当なところ(\begin{document}のあとあたり)に
\setcounter{equation}{n}
と書きましょう。
n= 10にすると
本文
p(x|y) = N(x; m, S) ...(1)
Appendix
Let us explain the derivation of Eq. (1).
First, the Eq. (1) is rewritten as follows:
p(x|y) \propto p(y|x) p(x) ...(11)
= N(y; m_{1}, S_{1}) N(x; m_{0}, S_{0} ...(12)
となって問題解決です。
\setcounterで数式番号をカウントしているんですね。
nに本文中の最後の数式番号を入れれば重複がなくなります。
同様にtable, figure番号も制御できます。
http://www.lightstone.co.jp/latex/kb0140.htm
*1:いやまあ、本文のEq.(1), AppendixのEq.(1)とかかけばいいのかもですが、それは面倒でしょう